屋久島の
奇跡のブランドごはんで
おいしく育ったお母さん牛
“縄文牛®”
屋久島の副産物を飼料にオリジナル配合し、6か月のあいだ、経産牛に与えました。
捨てられていた資源を再び食の循環に取り組むことを通じて、
無駄・無理のないナチュラルな地域資源のサイクルの実現を目指しています。
縄文牛®とは
屋久島の産業(資源)を掛け合わせ生まれた“屋久島初”のブランド牛です。
脂身が甘味がありつつさっぱりとしていることが特徴です。
A5ランクを意識した肥育は行わず、
屋久島の資源(恵み)の循環の産物として生産することにこだわっています。
A5ランクとは、「歩留」「肉質」の2つの視点からそれぞれ評価基準をもとに評価されています。
「おいしさ」を測る指標ではありません。
縄文牛®は牛にとっても、人間にとっても、安心安全な屋久島の恵みを飼料にし、
適度なエネルギーを摂取しています。
おなか一杯食べても次の日も思いっきり屋久島を楽しむことができます。
縄文牛®の3つのpoint
point1 低価値とされてきた経産牛のアップサイクルに成功
経産牛(母牛)は肉質や風味が悪いとされ、低価値で扱われてきました。
そこで当社は、屋久島の大自然で育まれた未利用資源
(例えば、焼酎・柑橘系飲料の搾り粕など)から発酵飼料を開発。
その飼料を経産牛に与えることで、肉質や風味を向上させることに成功しました。
数年の開発期間を経て、2023年に屋久島で初めてのブランド牛「縄文牛」が誕生しました。
point2 屋久島の副産物活用
オリジナル飼料に使用している屋久島の資源は、
温暖な気候で育てられる柑橘類、古くから愛されている焼酎など、
食品等の一次加工品の製造過程で発生する副産物です。
それらの副産物にはこれまで人間が消化するに消化しきれず、捨てられてきました。
牛には4つの胃があり、人間が消化できない資源を消化することができます。
島内にある資源を、島内にいる生き物たちで分け合い、循環させていく、
それが今後、島が持続可能であるために必要なことだと考えています。
point3 縄文牛を通じた地域貢献と自然保全活動
島産の素材から開発した飼料を与えて
アップサイクルさせた屋久島の経産牛を提供することで、
自然の恵みを最大限に活かした食の地産地消を実現しています。
また、縄文牛を通じて屋久島に新たな産業、雇用機会を生み出すことで、地域社会に貢献しています。
ブランド食材を目指した来島者が増えることで地域活性化のみならず、
多くの人々が手つかずの自然に触れ、環境に対する意識変革を起こすきっかけを与えるものとなるはずです。
そうした意味で当社の事業は草の根の自然保全活動の一助となると考えています。